Gmailを仕事で活用されている方も多いでしょう。
また、Gmailの機能を普段使っているメールアドレスでも活用できる「Gmailify」も、ビジネスで活用されている方もいらっしゃるはずです。
残念ながら、Gmailの第三者製POPメール受信は2025年末である12月31日(正確には米国時間での2026年1月1日)で終了となることが発表されました。
「GmailのGmailifyとPOPの今後の変更について」
その代替として、IMAPアクセスの設定をするよう案内されています。
今回Gmailで廃止となるPOPメールとは?
POPメールとは、利用中のメールサーバーにアクセスし、ユーザー名とパスワードを使ってメールをダウンロードする仕組みのことです。
正式名はPost Office Protocol(ポスト・オフィス・プロトコル)で、これを略して、POPと呼んでいます。
これは、メールを端末にダウンロードしてしまう(一般的にはメールサーバーからなくなってしまう)方法ですので、「あのパソコン(端末)でないとメールが見られない」という状況を招いてしまいます。
※「メールをサーバーに残す」という設定にしていない限り
なぜGmailはPOPメールへの対応を終了するのか
GmailがPOPへの対応を終了する理由は、セキュリティ面での問題があるからです。
最近では、様々なアプリケーションや会員制サイトへのログインに二段階認証(二要素認証)が取り入れられています。
多少面倒くさい向きはありますが、より高い安全性を保つために必要です。
POPメールはユーザー名とパスワードだけで利用できる点で、危険といえます。
また、メールのデータそのものが暗号化されていないという点をも懸念してのことでしょう。
GmailはPOPメールへの対応を終了しますが、IMAPアクセス(IMAP接続)は利用できます。
2026年1月以降も利用できる「IMAP」とは?
Gmailでは2025年末でPOPメールへの対応を終了しますが、IMAPアクセスには対応します。
IMAPとは、メールをサーバーに残す代わりに、複数の端末から閲覧できるという特徴があります。
ネット上でメールを閲覧するWebメールと似たような動作をします。
メールソフトを介してメールサーバーにアクセスし、メールデータを「見に行く(参照=ダウンロードではない)」のがIMAPです。
ただし、メールサーバー会社によってはIMAPが有料のこともあります。
確認してください。
【まとめ】Gmailではできるだけ早くIMAP設定を
Gmailを利用して他のメールアドレスのメールを使う場合、今後はIMAPアクセスのみとなります。
可能な限り早く、POPからIMAPアクセスへ変更してください。
特にビジネスで利用しているとき、年明け早々大きなトラブルに遭遇する可能性があります。
この記事を書いている時点で10月6日、「あっという間に年末が来てしまった」ということになりそうです。
今すぐ、Gmailの設定を見直し、必要があれば修正してください。
「Gmailで他のメールを取り込んで利用しているけれど、どう設定し直せばよいかわからない」というときは、メールサーバー会社の設定情報をお手元に準備したうえで弊社にご相談ください。
素早い対応を心がけます。
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