Webサイト(ホームページ)を作ったのはいいけれど、「作るだけの契約だった」「その後は全く手を入れていない」という方もいらっしゃることでしょう。
ですが、Webサイトは「作ったまま」では大変なことになってしまいます。
・Webサイトを作ってもらったままにしている
・Webサイトは作ったものの、その後更新などしていない
・保守契約をどことも結んでいない
このような方に向け、「そのまま」にしておくことから生じるトラブルの事例、各種問題を回避する方法についてご説明します。
「こんなことが起こるなんて!」というトラブルに巻き込まれる前に、ほんの数分作って最後までお読みください。
「Webサイトを作っただけ」の状態が引き起こすトラブル事例3つ
Webサイトを作って終わり、というケースでは、思わぬトラブルを招くことがあります。
それは想定を大きく上回るものとなることがあります。
実際にありがちな例をピックアップしますので、驚かずに読んでください。
1.せっかく作ったWebサイトが消えてなくなってしまった/メールのやりとりができなくなってしまった
ある日突然、知り合いやお客様から「ホームページが消えてます」と言われたとしたら、とてもショックなことでしょう。
「せっかく費用をかけてお願いしたのに」「せっかく自分で勉強して時間をかけたのに」といった痛手を負ってしまいます。
これはいくつかの原因のうち、どれかが影響しています。
・何らかの理由でサーバー内のデータが消えてしまった
・何らかの理由でサーバー内のデータが破損してしまった
・サーバーの契約期限が切れてしまっていた
・ドメインの契約期限が切れてしまっていた
消えてしまった、もしくは破損してしまったデータを復旧するには、元のデータがなければ難しいものですし、専門的な知識が必要です。
また、サーバーやドメインの契約期間は年単位が多く、つい更新や入金を忘れてしまうこともあります。
期限切れによってホームページが見られなくなった場合、早期であれば入金により元の状態に戻せることもあります。
ただ、期限が切れてから長期間気づかずにいた場合は、ホームページのデータを復旧させることはできません。
また、ドメイン利用期限が切れてしまった場合、そのドメイン名で利用しているメールも使えなくなってしまいます。
2.ホームページが書き換えられてしまった
気づいた時には、Webサイトが作成した当初のものではなくなっていたとなると、これもまた大変なことです。
他者を誹謗中傷する内容が書き込まれていたり、ウイルスが仕込まれていたりすれば、「どのように責任を取ればよいのか」といった大きな悩みが降りかかってしまいます。
これは、概ね次の事柄が原因です。
・WordPressなどのCMS(※)のパスワードが強固でなかった
・容易にサーバーそのものにログインができる状態だった
※コンテンツ・マネジメント・システム=管理画面から操作することでWebサイトを作成・更新するシステムのこと
一度失った信用は、取り戻すことは難しいものです。
このようなことが起きる前に、「起こさない」ことが大切です。
3.検索結果の順位が落ちてしまう
せっかく検索してくれる人がいても、検索結果の順位が落ちた、検索結果に反映されなくなったとなれば、ホームページそのものが「ないもの」と判断されたも同じことです。
たとえ上記のようにWebサイトがなくなった訳ではなくても、見つかりづらい、検索結果に反映されづらいのであれば、「ない」のと同様。
このようなケースでは、以下のことが原因です。
・SSL化できていない
・長期間更新されていない
・サイト内でリンク切れが発生している
定期的なメンテナンスを実施していない場合、「サイトそのものが危険」「情報が古い」と判断され、検索順位が低下することがあります。
また、情報が古いままなら、閲覧した人に「もう会社(お店)を閉じたのではないか」という不安を与えてしまいます。
「保守管理」で不安やトラブル解消!
ここまで見てきた通り、「Webサイトをつくったまま」で置いておくことには大きな危険が付きまといます。
この問題を解消するのが「保守管理」です。
保守管理とは、Webサイトを維持するために大事な作業です。
具体的には以下のような、専門的な作業を伴います。
ドメインやサーバーの管理
上でも触れたとおり、うっかりミスで使用権利を失ってしまうのがドメインやサーバーです。
また、サーバーの管理は知識が必要なだけに、誰でも気軽に実施できないものでもあります。
これらの問題を回避するため、保守管理が得意な業者に依頼するという方法があります。
そうすれば、うっかりミスからある日突然「Webサイトが消えてしまった!」という問題を避けることが可能です。
Webサイトのデータのバックアップ
Webサイトは多くのデータから成り立つものです。
これらのデータを定期的にバックアップしておけば、何らかのトラブルでデータが消滅してしまったときも復元が可能です。
ただ、月に1度のように最新のデータを定期でバックアップすることも、本業に流されて忘れてしまいがちでしょう。
そもそも、「これまでバックアップは取ったことがない」という方の方が多いのではないでしょうか。
最新のデータを常に手元に持っておくことは、いざという時に役立つ大事なことです。
これもまた、保守管理を請け負っている業者に依頼するとよいでしょう。
CMSのバージョンアップ作業
WordPressなどのCMSのバージョンは、常に最新の状態にしておかなければなりません。
そうしないとセキュリティが甘くなり、書き換えや乗っ取りの被害に遭う可能性がたかまります。
ただホームページを見ているときにはわかりにくい部分であるだけに、つい忘れてしまうものです。
また、知識が必要ですので、本業をしながら勉強したり、試してみたりといったことが難しいケースもあるでしょう。
ご自分での作業が難しいときは、保守管理が得意な業者に相談してみてはいかがでしょうか。
更新作業
上でも触れたとおり、情報を更新せず古いままだと、「この会社(お店)はもうないのかな?」「いつまでも情報が古いから面白くなさそうだな」と思われてしまいます。
また、検索大手のGoogleから評価されなくなり、その結果として検索順位が落ちてしまうこともあります。
このような状況を避けるためにも、定期的に情報の更新(ないしは新しい情報の追加)をしなければなりません。
一般企業であれば「お知らせ」などを、飲食店や物品販売を手掛ける会社なら「新商品のご紹介」などを、タイミングに合わせた情報として定期的に追加していきましょう。
もしもご自身の手で(ないしは社内で)写真や文章のコンテンツ作成が難しい場合、コンテンツ作成も得意な保守管理業者に依頼してください。
まとめ
Webサイト(ホームページ)は「作っておわり」では危険です。
・セキュリティの問題が起こる
・情報が古いと判断され、検索結果に反映されなくなる/順位が落ちる
・ホームページが見えなくなったが、復旧できない
これらのトラブルは、保守管理ができていないときに起こりがちです。
このような問題を回避するためにも、起こってしまった問題から復旧するためにも、保守管理を徹底しましょう。
ただ、保守管理には知識や技術が必要です。
ご自身では手が回らない場合は、保守管理や情報更新を得意とする業者に依頼してください。
「何かの時の保険」と位置づけ、活用してください。
私たちDaiju.techは、Webサイト制作だけでなく保守管理も得意です。
実際、「ホームページが見えなくなった」という状況から復旧できた例もあります。
また、カメラマンやライターがいますので、「お知らせ」「ブログ記事」の作成のお手伝いも可能で、保守管理の一環として活用して頂いている企業様もあります。
もしも「Webサイトを作って終わり」となっていて、既に何らかの不具合を感じている、将来的に起きるかもしれない大きなトラブルに不安を覚えているなら、ぜひ私たちDaiju.techにご相談ください。