IT化・DXに取り掛かろう!―2025年問題の影響を大きく受ける3つの業界

少子高齢化により、様々な問題が生じ始めるとされる「2025年問題」。
その影響を大きく受けると考えられる3つの業界をご存じでしょうか。
これらの業界では、特に人手不足が起きやすいといわれています。

「大きな影響を受ける業界」と、「IT化・DXにより解消できる問題」について解説します。
ここで取り上げる業界以外でも、何らかの対策が必要でしょう。
「気が付いたら仕事の面での負荷が大きくなっていた」「人手不足で苦労するようになった」という問題を回避するため、少しの時間をつくって最後までお読みください。

2025年問題の影響を大きく受ける3つの業界

まず、2025年問題の影響を大きく受ける業界について理解しましょう。

・運送業界
・建設業界
・医療・介護業界

これらの業界は、実際の「人手」が必要です。
機械が代わりを務める範囲が狭いことも特徴です。

運送業界

2024年の今、既に影響が出始めているのが運送業界です。
人手が足りないうえ、2024年には「時間外労働は年間960時間まで」、「月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金は50%に引き上げ」などのルールが定められました。

これらのあおりを受けてか、最近では「なかなか荷物が届かない」「届くまでの時間が長くなった」と感じている方も少なくないようです。

建設業界

建設業界においては、世の中の「少子高齢化」に似た数字が出ています。

 

最近の建設業を巡る状況について│国土交通省

建設技能者数は、60歳以上が約26%を占め、一方30歳未満は約12%です。
今後年齢が高い人たちは退職も間近でしょう。

ベテラン社員が相次いで退職するとなると、技術者と人手不足により「仕事はあるのに請けられない」「仕事を請けるのに必須の技術者がいない」といった問題が生じるでしょう。

医療・介護業界

今後利用者が増えるという点で人手不足に直面するのが、医療・介護業界です。
また、社会保険料を利用する人が増え、仮に診療報酬などの引き下げが進むとするなら、経営難に陥る病院・施設も増えることでしょう。

それでなくても人が足りない傾向にある業界ですし、経営難により人件費を削らざるを得なくなった場合、さらに人手確保が難しくなってしまいます。

IT化・DXで「業務効率化」を

人手不足につながる労働環境の見直しのため、IT化やDXに取り組みましょう。
人手によらずできる仕事は「システム」に任せ、働きやすい環境を作っておくことが必要です。

業務の効率化を進めれば、働きやすい環境を整えることとなります。
また、今後増えるはずの「ビジネスケアラー(仕事をしながら家族などの介護をする人)」にとって、働きやすい環境は歓迎されるでしょう。

さらに、IT化・DXによる業務効率化は、現在の事業を大きく変え、「新しい事業の芽」を生むこともあります。

そもそもDXとは、「IT(情報技術)の広がりにより、生活や社会の在り方が大きく変わること」を表すことばです。

DXは、2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマンという大学教授が考えた言葉だそうです。ストルターマンは、「IT(情報技術)の浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」と考えました。

いま聞くと、当たり前のことを言っているように聞こえるのではないでしょうか。ストルターマンは「生活を変化させる」と言っていますが、この「変化」という言葉がキーワードになります。DX(デジタル・トランスフォーメーション)のトランスフォーメーションとは、英語で「変化・変形・変容」を表します。つまり、「デジタル化により社会や生活の形・スタイルが変わること」が、DXの辞書的な意味になります。

「デジタル・トランスフォーメーション」DXとは何か? IT化とはどこが違うのか?│ミラサポplus

飲食店で見かける配膳ロボットや、大型商業施設で動く清掃ロボット、買い物をするときに出会うセルフレジなどがDXの代表例です。
もちろん、業務全体を見直し、人でなくても問題ない部分を機械やシステムに任せてしまうことで仕組みを大きく変えることもDXです。

このような仕組みの導入は、オペレーションの大きな変更による多少の「痛み」も伴いますが、慣れてしまえば大きな効率化に繋がります。
また、DXによりスリム化した業務は、減っていく人手をカバーすることにつながるでしょう。

さらにいえば、今いる人数の中で新たな事業を生む余裕が生まれたり、現在の事業により深く取り組めたりするはずです。

IT化・DXは、将来だけでなく、今現在のビジネス拡大・拡充にも有効なのです。

まとめ

IT化・DXを取り入れることは、人手不足からくる作業の煩雑さを減らし、シンプルにすることにつながります。

どのような業界でもそうですが、特に人手不足や高齢化が目立つ3業界では、IT化やDX導入が欠かせません。

ただ、やみくもにソフトやツール、機械を導入すればよいということではなく、どこをどのように効率化すればよいのかきちんと判断し、課題に見合うものを選択しなければなりません。

もし、あなたがIT化もしくはDXに取り組もうとしているなら、一度弊社にお問い合わせください。
大分県DXコーディネーターに選定された弊社代表がご相談に応じます。

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