7月に入れば、そろそろお子さんの夏休みの過ごし方が気になってきますね。
タブレットやスマートフォンを持つお子さんが、夏休み中に親御さんの目の届かないところでそれらを使うとしたら……。
「何らかの事件に巻き込まれたりはしないだろうか」
「私が知らないうちにネットいじめをされたりしないだろうか」
―このような心配も生じる時期です。
このような問題に対処するには、親御さんからの「セキュリティ教育」が大切です。
この記事では、家庭での「セキュリティ教育」に役立つふたつのサイトのご紹介、親御さんの心構えについて解説しています。
サイバーセキュリティのひみつ(学研キッズネット)
まず、お子さんに読んでいただきたいのが、マンガ形式でセキュリティに関して学べるサイトです。
パスワードの大事さ、フィッシング詐欺やウイルスのこと、ネット上で起きるいじめのことなどについてマンガで学べます。
基本的なことは学校でも学んでいるかもしれませんが、長期の休み前など、大事なタイミングで復習するのはとても大切なことでしょう。
親御さんの側も、ご自身のネットとの付き合い方を振り返るために活用してみてはいかがでしょうか。
インターネットの安全・安心ハンドブック(サイバーセキュリティ・ポータルサイト)
2024年7月現在、Ver.5.00に改訂されている「インターネットの安全・安心ハンドブック」は、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が公開しているものです。
「インターネットの安全・安心ハンドブック│サイバーセキュリティ・ポータルサイト」
「全体版」「一般利用者向け抜粋版」「中小組織向け抜粋版」の3タイプがあり、必要に応じて使い分けできます。
大人でも混乱しがちなSNSなどでのフェイクニュースへの注意、セキュリティ対策の基礎、ネットカフェなど外出先での情報の取り扱い方などが細かく解説されていて、しっかり理解できる内容です。
また、自身を守るという観点だけでなく、乗っ取りに遭ったとき自分が加害者になってしまう可能性にも触れており、セキュリティ対策の重要性が深くわかるようにつくられていますので、一度しっかりと読んでおくことをおすすめします。
また、思わぬトラブルに巻き込まれたときの相談先のリストもあります。
いざというときのため、プリントして持っておくのもよいでしょう。
お子さんへの指導に役立つだけでなく、親御さんご自身の学びとなるサイトです。
まとめ
今回は、お子さんから大人まで必須といえる「セキュリティについて学べるサイト情報」をご紹介しました。
スマートフォンやパソコンなどの電子機器があれば、日常的なコミュニケーションから送金・決済までできてしまう今。
これらが当然となってしまったからこそ、セキュリティの基本について学び直さなければならないのかもしれません。
お子さんの長期の休み前だけでなく、定期的にご家族で話し合うことも大事。
また、遠く離れた場所に住んでいるかもしれない親御さん(シニア)とも話しておかなければならないことでしょう。
家族や友人、会社など、身近な人間関係の中で共有したい情報が、セキュリティ対策のことです。