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2022年5月23日

【実例】Windows11へのアップグレードでの不具合例とその解消法

Windows11へのアップグレード

最近、弊社にもWindows11へのアップグレードに関するお問い合わせが多く寄せられます。
あなたも今、「アップグレードしようか」と悩んだり、「実際アップグレードしたけれど不具合が生じた」といった状態ではないでしょうか。

この記事では、Windows10からWindows11へアップグレードするときに注意すること、アップグレードに際し生じやすい不具合やその解消法について解説します。

数分割いて最後まで読んでいただければ回避できる問題もありますので、慌てずに最後まで読んで役立ててください。
※この情報は、2022年2月17日現在のものです。

10日以内ならファイルや設定を残した状態でダウングレード可能

まずお伝えしたいのは、Windows10(以下Win10)からWindows11(以下Win11)にアップグレードしてしまっても、10日以内であればファイル・設定を残したままダウングレードできるということです。

Win11を使い始めて、「使いづらい」「プリンターやOfficeが使えなくなった」といった不具合に気づいたら、10日以内にダウングレードしてください。

ダウングレードの方法は以下で説明していますので、「今すぐ問題を解消したい」というときは、最後の項へ進んで手順を確認してください。

Windowsのアップグレード・ダウングレードにまつわる注意点

では、Win10からWin11にアップグレードするとき、Win11からWin10にダウングレードするときに気を付けたい注意点をご紹介します。

アップグレードから10日以降はファイルや設定を引き継げない

Win10からWin11にアップグレードして10日以上経過した場合、ダウングレードの操作をしてもファイルや設定を引き継ぐことはできません。
もし、Win11にアップグレードした後、何らかの異常や不具合を感じたらすぐにWin10へダウングレードしてください。

10日を過ぎた後にダウングレードすると「クリーンインストール」という状態となり、ファイルや設定がパソコンを購入したときの状態となってしまい、一から設定し直さなければなりません。

Win11ではブラウザ版IEが使えないのでダウングレードが必要

もしも、どうしてもIE(Internet Explorer)を使用したい場合、できるだけ早くWin10にダウングレードしてください。
なぜなら、IEは2022年6月でサービスが終了するからです。

マイクロソフトが推奨しているブラウザ「Edge」に切り替えてもいいと思うときはダウングレードは必須ではありません。
EdgeのIEモードもありますので、それを使用してみるのも一つの方法です。
ただ、このEdgeのIEモードも最長で2024年6月までしか使用できませんので、今から少しずつGoogle ChromeやFirefox、Safariといった他のブラウザを試し、慣れておくのもよいでしょう。

Win11の新機能や一部アプリはダウングレードの際になくなる

もし、Win11の機能やアプリが気に入っていても、不都合などによりWin10にダウングレードした場合、それらはなくなってしまいます。

魅力的な新機能もありますので、Win11を使用している周囲の人の意見を聞き、「大丈夫だ」と思えたタイミングでアップグレードしてください。

使用しているパソコンのスペックがWin11に対応していることが確認できたとき、またプリンターなどの周辺機器のドライバー(パソコンと周辺機器とをつなぐ小さなプログラム)がメーカー公式サイトで公表されたときが、Win11へのアップグレードのタイミングといえるでしょう。

なお、Win10からWin11への無償アップグレード期間はまだ定められてはいませんが、以下のように発表されています。

対象となるシステムに対する無料アップグレードに特定の終了日は設けていません。しかし、Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。この終了日が 2022 年 10 月 5 日より前になることはありません。

引用:マイクロソフト公式サイト

詳しくは今後発表されるはずですので、時々チェックしてください。

データのバックアップ、サインインの必要なアカウントのログイン情報を控えておく

もし、お手元のWin10のパソコンをWin11にアップグレード、または逆にダウングレードする場合、はじめに各種データをバックアップし、アカウント情報(ID・パスワード)を控えておきましょう。

何かのはずみでデータがなくなったり、アカウント情報が消失したりすることもありえます。
これらの作業は、Windowsのアップグレードやダウングレードだけでなく、新しく何かのソフトをインストールするときも大事なものです。

ダウングレード後、一部アプリやプログラムは再インストールが必要になる

Win11からWin10にダウングレードしたとき、一部のアプリまたはプログラムではもう一度インストールする必要があります。

これは、Win10からWin11にアップグレードするにあたり、それらのアプリ・プログラムがWin11に対応(アップデート)したことから起こる現象です。

Win10にダウングレードしたとき「使えない」と感じたアプリやプログラムがあれば、Win10に対応したバージョンのものを再度インストールしてください。

Win10からWin11へのアップグレードで報告された不具合

この記事は皆さんの不安をあおるものではありませんが、事前知識としてアップグレードにまつわる不具合について知っておくことをおすすめします。
特にビジネスで多く使うハード、ソフト(プログラム)で起きたと報告されているものを優先的にお知らせします。
※なお、通常、以下のような現象は修正されていくものですので、やみくもに不安視しないようお願いします。

画面が真っ暗になって起動できていないように見える

まず、「画面が真っ暗になる」「起動していないように感じる」という不具合が報告されています。
これはマイクロソフト社も認識しているものです。

一度電源ボタンを長押しし、強制終了させてください。
その後、接続している外部機器をすべて外し、再度電源ボタンを押して起動してみてください。
それでも黒い画面が現れるときは、専門業者に相談することをおすすめします。
ただし、何度も強制終了することはあまり好ましくありませんのでご注意ください。

Officeなどアプリケーションの不具合

ビジネスでもよく使われるOfficeも、Win11アップグレードの影響を受けることがあります。
実際、マイクロソフトの公式ブログでは、次のように案内しています。

なお、Office 2013 は Windows 11 ではサポートされないため、Windows 11 へのアップグレードを予定している場合は、この機会に Microsoft 365 または Office 2021 へのアップグレードをご検討ください。

Microsoft 365 と Office 2021 で協働作業を簡単に│Microsoft

ただ、ネット上では一部のOffice2013ユーザーが「Win11へアップグレードしても、Office2013が使えた」という口コミ評判を投稿しています。
手持ちのパソコンの環境や設定に左右されるものかもしれませんので、現段階では「必ず使えなくなる」とは言い切れない状況です。

プリンターなどの周辺機器が対応しておらず、動かなくなることも

上でも少し触れたとおり、「ドライバー」の問題でプリンターなどの周辺機器が動かなくなることがあります。
ただ、メーカーはWindowsの新バージョンOSが発表されれば、いち早く対応しようとします。
ことさら古い機種でない限り、ドライバーは新しく更新されますので、メーカー公式サイトをチェックしてください。

Outlookをキーワード検索したとき、最近のメールがヒットしない

メールやスケジュール管理に使う「Outlook」も、パソコンをWin11にアップグレードした場合、影響を受ける可能性があります。
Outlook内の情報をキーワード検索で探そうとしたとき、最近のメールを探し出せないという事象が報告されています。

この問題についてはマイクロソフト社のサイト内に解消方法が掲載されています。
ただし、ここでは「レジストリ」というパソコンの基本動作を司る部分を操作するよう提示されていますので、だれもが気軽にできるものではないでしょう。
パソコンに詳しい専門家に相談してください。
Windows 更新プログラム KB5008212 の後に Outlook 検索で最近のメールが表示されない│Microsoft

【Win11にアップグレードしたとき】ダウングレード方法

お手持ちのパソコンをWin10からWin11にアップグレードしたのち、「やっぱり元に戻したい」という場合、次のステップを踏んでください。

・Windowsマークを右クリックし「設定」を選択

・「Windows Update」>「詳細オプション」>「回復」>「復元」>「Windowsの以前のバージョン」で「戻る」を選択

・「以前のバージョンに戻す理由」の中から該当するものを選び、「次へ」をクリック

・「アップデートのチェックをしますか?」画面で、「行わない」を選択

・「win10に復元する」を選択し、完了

まとめ

パソコンなどのOSのアップグレードでは、少なからず何かしらのトラブルはつきものといっていいでしょう。
今回の「Windows10からWindows11へのアップグレード」もそのうちのひとつです。

上でご説明した通り、特別急ぐ理由がなければWin11へのアップグレードは少し待った方が得策といえます。
というのも、Win10とWin11との間で機能面での大きな差はないとする専門家の意見も多いですし、2022年2月現在、無償アップグレードが始まって4カ月しか経過していないことから安定性の面を不安視されています。
さらにいえば、Win10のサポートは2025年までサポートが継続されますので、Win11へのアップグレードを急ぐ理由は特にないでしょう。

まずはWin11の悪い評判が減り、多くの周辺機器も対応してきたところを見計らってアップグレードするのも安心につながる一つの方法です。

ただ、意図せずアップグレードしてしまったことから、不意にトラブルが襲ってくることも否めません。
そのようなときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
専門スタッフが在籍していますので、可能な限り対応致します。