2023年10月現在、エクセルやワードなどが起動しないという問い合わせが寄せられています。
エクセルやワードを開こうとすると、「現在、オペレーティングシステムはこのアプリケーションを実行するように構成されていません」というメッセージが出ます。
この事象について原因と対処法をお伝えします。
エクセルやワードなどが開かない原因
エクセルやワードなどが開かないという場合、Office2013のものである可能性があります。
まずは確認してみてください。
弊社で確認したところ、Office2013のエクセルやワードなどのアイコンと関連付けされているアプリケーションは「appvlp」でした。
通常、エクセルならばエクセルに、ワードならばワードに関連付けされているものですが、それが他のアプリケーション(appvlp)に紐づけられている状況です。
これによって、エクセルやワードなどが開かない現象を引き起こしています。
Office2013は既にサポート切れ
Office2013は発売から10年経過し、2023年4月にサポート期間が切れてしまいました。
このため、今後更新プログラムが配信されることはありません。
今回の事象である、開かないことと、今後のセキュリティ面のことを考えると、別の方法を検討する必要があります。
Office2013のアプリケーションが開かないときの対処法
エクセルやワードなどが開かない場合、対処の方法はいくつかあります。
ただ、最初にご説明する手段はあまりおすすめしたくありませんので、ご注意ください。
【要注意】バージョンのダウングレード
開かなくなってしまったエクセルは、バージョンが「15.0.5589.1001」です。
Officeそのものの自動更新をオフにし、管理者権限を使用してダウングレードするのが対処方法のひとつです。
ただし、セキュリティ面での不安が増してしまうこと、コマンドプロンプト(OSに一番近い部分の操作)を使うことによる不具合の発生の可能性から、あまりおすすめしません。
※おすすめできない方法ですので、詳細は省きます。
Microsoft365の購入
買い切りのOfficeが好みの方も、パソコンの買い替えを検討されている場合は、「Microsoft 365(サブスクリプション)」を利用してください。
家庭向けなら
・Microsoft 365 Family=月額2,100円(2~6ユーザー)
・Microsoft 365 Personal=月額1,490円(1ユーザー)
があります。
次のパソコン購入までのつなぎになりますし、常に最新版のOfficeを利用できますのでセキュリティ面での心配がありません。
Office2021を購入する
当分パソコン購入の予定がない、どうしても買い切り版が好みという場合は、「Office2021」を購入してください。
ただし、OSはWindows10か、11であることが必須ですので注意してください。
まとめ
2023年10月現在、エクセルやワードに関する緊急のご相談が増えていますので手短にご説明しました。
もしも同じような状況にあり、「どの方法で問題を解消するのが良いのかわからない」という場合は、どうぞ弊社にご相談ください。
パソコン修理専任者がいますので、あなたのパソコンの状況や、どう解決するのがいいのかをご説明いたします。
パソコンに関して心配事がある方は、お問い合わせフォームをご利用ください。